塗装・防水工事

 

塗装について

 

塗装工事では家を保護し、美しく保ち、目的と要望に応じた特殊機能を付加するという大きな3つの目的があります。
しかし、どんなに優れた塗料を使っても、正しく作業が行われなければ、その性能や効果を発揮する事が出来ません。
それどころか、不具合の発生原因にもなり兼ねません。

壁の塗装/屋根の塗装

壁塗装工事において、作業内容や工期を詳しく知っている方は少ないでしょう。また、「ペンキを塗るだけじゃないの?」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、実際には塗装の作業工程というのはとても多くそれぞれが重要です。
一般的に外壁塗装の工期は、7~10日が目安といわれています。ただしこの日数は、外壁塗装のみの日数になりそれに加えて屋根塗装を行うと10~14日になります。
なぜ屋根塗装も考えたほうがよいかというと、外壁塗装が必要な目安となる築7~8年を迎えると、外壁だけではなく、大抵は屋根も塗装の塗り替えが必要になっているものだからです。
そのため、外壁塗装のついでに屋根塗装も行う人が多いです。

STEP.1

高圧洗浄

高圧水発生装置で加圧された高圧水をノズルから噴射した時の衝撃力を利用するのが高圧洗浄です。
そこまで汚れていない場合は約80~100気圧、汚れが激しい場合は約120~150気圧で水を噴射します。
気圧での説明だとイメージが湧きにくいと思いますが、この水圧はコインパーキングにある高圧洗浄機の2倍もの圧力になり、ホコリや汚れを洗い流し、粉化した塗料を完全に落とします。

STEP.2

下塗り

塗装面に一番最初に塗る塗料を塗装します。下地によって使う塗料が違います。又、上塗り塗料に応じても使い分けます。
種類は主にシーラー、プライマー、フィラーの3種類ですが、それぞれ特性があります。

■シーラー
下地と塗料を密着するための接着剤的な役割と塗装面の塗料の吸い吸い込みを止める役割を果たします。

■プライマー
シーラーと同じように下地と塗料を密着するための接着剤的な役割を果たします。
外壁以外では鉄部等にも使用されます。

■フィラー
下地と塗料を密着するための接着剤的な役割と塗装面の塗料の吸い吸い込みを止める役割を果たします。
粘度の高い塗料なのでパテのような効果もあります。
主にモルタル外壁材にクラックがある場合は、下地に凸凹がある場合に使用されます。

STEP.3

中塗り

中塗りと上塗りで塗るのはどちらも上塗り用塗料なのです。
便宜上、一回目の上塗りを中塗り、二回目の上塗りを上塗りと言います。
※屋根塗りの場合は行いません。

STEP.4

上塗り

塗料はむらなく、均一に塗るために、重ね塗りするのが原則です。中塗りを省いて一度に上塗りをしようとすると必ず塗りムラが出来ます。
下塗り一回、上塗り一回で工事を済ませようとする業者は信用出来ない業者という事になります。

雨どいの塗装

雨どい塗装の目的は最初から最後まで「美観」と考えておいてください。

もともと強固な素材で出来ている雨どいは、それだけで非常に耐久性が高いので、塗装をする必要はないように出来ています。

しかし、いつまでも雨樋はピカピカなわけではなく、経年劣化の古びた感じが出てしまうので、塗装で見えないようにする必要があるのです。

STEP.1

通常清掃

雨どいは高いところにあり、ごみやコケ・枯れ葉などが溜まっている可能性があります。
まずはここの清掃を行います。

STEP.2

目荒らし (足つけ)

清掃後、目荒らし処理を行います。
この処置をおろそかにすると、塗装面が剥離したり、捲れが起こる事もあります。
その後、錆の有無にかかわらず、サンドペーパーやワイヤープラシによるケレンを行い十分な足つけを行います。

STEP.3

錆止め

研磨して細かい傷を付けた水切りや、破風板に打たれた釘など傷みやすい鉄部には、サビ止めを塗布して錆の発生を防止し、耐久性を高めます。

STEP.4

ウレタン塗装(2度塗り)

ウレタンを使用すると、塗料の伸びがよくなります。塗料はある程度塗装しやすい状態までシンナーなどで希釈する必要があるのですが、塗装をおこなう際にも塗料によっては塗りにくい・塗りやすいものが出てきます。
そのため、弊社では丁寧に2度塗りを行い、ムラをなくします。

 

防水について

 

防水工事とは、コンクリート建造物の雨や水にさらされる部分を防水処理することで、建物内部に水が染み込むのを防ぎます。
初期硬化によりわずかながらクラック(ひび割れ)が一般的な鉄筋コンクリート構造物には存在しています。
最初はまったく影響ありませんが、年月と共にその微小なクラックが大きくなっていき、水漏れなどの原因になります。

ウレタン防水

主剤と硬化剤の2成分の液状材料を混合して施工するというもので、この成分が徐々に硬化し、約1日かけて継ぎ目のないシームレスな防水層になります。ウレタン材料を屋上やベランダなどにコテや専用器具などで塗って防水層を形成する工法です。

FRP防水

FRPとは、「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略称です。
FRPは、バスタブや自転車のボディパーツ、ロケットなど、防水性に加えて「軽さと強度」が同時に求められる場面で使われています。

アスファルト防水

アスファルト防水とは、合成繊維不織布にアスファルトを含浸させた「ルーフィング」を、加熱溶解したアスファルトで貼り重ねていく防水工法である。
防水工法にはいくつかの種類があるが、アスファルト防水は、実績が多く最も信頼性の高い防水工法。

PAGE TOP